はい、そうです。
全然エンジンかかんない私のSV400S、ラクラクかかるようになりました。
最終的な原因はメインハーネスのカプラ。
たどり着くまでタンク、キャブ、バッテリと換えてしまったので、いろいろあったんかも知れませんけれど。
実は電装系は今まで、バッテリーしか触ってませんでした。
社外ウィンカーの配線が接触不良だった事くらいかな。セルは回って灯火類がまぁつくし、自分自身あまり電気に詳しくなく、敷居が高かったのでなんとなく避けていたのです。出先で動かなくなったりで困り果ててたのは前回書いたとおり。
修理できないかとお邪魔したスズキワールドさんで新車の見積もり貰ったり、わるい友達に誘われてリッターバイクに試乗させてもらったりしていたところです。見て頂いた結果その場でどうにもならなかったけれど、私自身の問題意識も少し理解が進んで、「エンジンがかからない」から「初爆がこない」になりました。
ともあれ、買い替えを真剣に考えていたところ。
イチかバチかのつもりで、触ってなかったフロントカウルを開けてみました。
特に何か目星をつけていたわけでもなく、中身はどうなってんだろ?ってぐらいの軽い気持ちです。
んで、テキトーに触ってる最中に…
カプラを抜き差ししたら、セル1発始動するようになったよ汗
どうも電極が腐食して導通不良になってたみたい。抜いたカプラ端子から、キラキラしたものが飛び散りました。何だあれ…。
KURE(呉工業)接点復活スプレー 220ml NO1424
381円
楽天 |
応急処置としてクレの接点復活スプレーを吹いておきました。
Twitterで接点復活剤の効果は一時的なので、カプラまるごと、またはハーネスごと新品に交換するべき、とアドバイスを頂きましたが、ひとまずコレで様子を見ます。
クレのラインナップには接点復活剤として使える?と謳っているものが色々あって、実は5-56も使えるらしいです。水置換性をもつ界面活性剤、ということで、普通の錆落としと同等の効果で接点の掃除に使えるんだろうと理解しています。
5-56は接点復活剤としても使用できますが、専用の2-26やコンタクトスプレー、接点復活スプレーをおすすめします。
上記のリンク先曰く、こういう感じみたい。
ちなみに、普通の5-56はプラスチックを侵す可能性があるので、カプラに使うなら無香性のやつのほうがおすすめ?
アッパーカウル内の配線ですが、入手時点でテール周りの配線がめちゃめちゃだったので心配でしたが、社外ウィンカー化されただけでハーネス自体は無加工なようです。
そのウィンカー配線が妙にDIYで太いケーブルにされてたせいで接触不良気味…。全部ギボシにしてやろうかなぁ。
ついでに、謎にちょん切って再溶接してあったカウルステーをヤフオクで仕入れた無加工中古に付け替えて、組み直し終了。
こちらがその加工ステー。錆びてます。溶接したところが錆止めが適当だったんでしょうね。
カウルステーって、鉄で頑丈にできててずっしり重いのね。
組み直し後は少し顎を引いた顔つきになって精悍になった気がします。せいぜい2cm下がっただけですけど、見た目が激変。スタイリングってすごい。写真撮っとけばよかった。カウルの防風効果はあんまり変わらない印象です。
・
・
・
もとい、すっかり良くなってエンジンはホイホイかかるようになったけど、あまりに不安なので作業中も思い出しては再始動。…キュルボン、かかる。不安でたまらず、止めたら最後、絶対にエンジンがかからない熱間、給油後を試すため近所のガソリンスタンドへ。
向かう最中にメーターと灯火類が全部ダウンしたものの、セルとエンジンは無事…って、今までと逆みたいな状態になりましたが、ヒューズ切れと判明したので交換してスグ元通りに。
15Aが切れてますね。
勝手に普通の平型だと思ってたらミニ平型ヒューズだったので要注意。
んでもって、問題の給油後もスグかかったんですよ…。
安心していいやら、もう心配なく普通に乗れるじゃん…。
買い替え検討中にCBR1000RRやドカティ998に乗せて頂く機会があって、特にドカの加速にはヤラれてしまいました。すんげーの。あんなん乗ってたらスグ死んじゃうぞ(訳:超楽しい)。結構速いと思っていたSV400は、さすがにリッターSSと比べたら全然遅いことに気づきました。同時にホドホドに速く、動きが軽くて楽しいバイクだなぁと、魅力を再発見することもできました。
捨てられそうになってビビッて治ったんじゃないかなんて言っておりますが、SV400S、もうしばらく乗ろうと思います。
カウルとか作るぞー。
では。