悦楽の雨 | iven works

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ないなら作ればいいじゃない。



俺の右手が真っ赤に燃えるぅ。
お前を倒せと轟叫ぶ、食らえっ!!
Ctrl+Alt+Deleteっ!!!




我が家のPCが"Meたん"だった時代は、
毎日そんなことの繰り返しでしたい。

t.o.p34です。


無事に体育祭も終わり1週間。
生徒総会も終わりました。
縁の下隊って言う呼称が担当のセンセーにより、
公式なものになりまして(でも非公開)、
うれしい限りであります(爆)



■はじめはあんなことになるなんて、
思ってもいなかったんです。
あんなことになるなんて。。。



少し前に、スリックタイヤを履かせて、
父親がトレーニングジムに行くための、
舗装路快速仕様になったメイソン嬢。

アンドレ、メイソンともに、
完全に舗装路用になったのであります。


そして、最近出張が多く、
何かと家にいる時間の短い父は、
息子と過ごす時間を少しでも取るために、
僕がちゃりんこで出かけるというと、
ついてきてくれたりするのです。

先日もそんな日でした。




勉強から逃れたくなった僕は、
夜の9時過ぎに運動がてら、
ご近所ちゃり散歩に出かけることにしました。

多摩サイの夜景でもながめて、
国道1号線まで行って帰ってくるくらいの、
大体20分強のルート。

家族に言ったら、父も付いてくるとの事。
夜中に親子二人、アンドレとメイソンで
繰り出したのでした。


家を出て、線路沿いを行き、
環八をわたって中ガッコの横の坂を登り、
田高の横を通って坂の上へ。

個人的にここからの夜景が結構好きなのです。
東京の空気が汚くて、
星が見えないのが残念でなりませんが。



坂を下って図書館の横を駆け下り、
多摩川の土手まで走る。
ちなみに父は圧倒的に走りの軽いメイソン嬢に乗り、
タイヤが1.5なうえ、パーツのグレードも
4ランクは下なアンドレに僕が乗る。
その代わり、アンドレはSPD付き。


ただ、さすがに父はそんなには速く走りません。
一応僕が先行して、父がついて来る事に。

軽く汗がかきたかった僕は30km/hを目指しますが、
父はどんどん離れて行きます。
時折待ってはまた行きを繰り返して、
キャノン本社の横を通り過ぎ、
国道1号線にぶつかりました。




父いわく、
『この近所に最近良く行ってる温泉があるから、いってみない?』
とのこと。
ま、そんな長湯しなきゃいっかと思って行ってみました。



工場の跡地に建てられたというその温泉は、
夜も9時を回っているというのに結構人がいて、
しかもきれいなつくりのものでした。
愛する彼女たちに鍵をかけ、いざ温泉へ。






長湯(爆)



いやね。すぐでようと思ったんですよ。
そしたら、案外良くってですね(柔)
ただ、温度が高めだったのと、
温泉の性質なのか入ってたらかなり疲れた。


父より先に上がって、
待合室でごろごろしながら本を読む。

父が出てきたのは10分後くらい。







外が大雨




冗談かと思いましたさ。
飛んで見に行ったら、見事に大雨。



ああ、アンドレが錆びる。。。
ああ、メイソンの油が抜ける。。。
そして俺は勉強できない。。。


良い事ねぇ。





風呂上りにこんな雨の中を
行くわけにも行かず、
通り雨であることを期待して、
待合室でごろごろすることに。
自転車で世界一周した人の本があったので
読んでました。







数十分後。


止まねぇ。






さらに数十分後。


止んでくれねぇ。。。





時刻は既に11時をまわり、
そろそろ帰らないと翌日に響くということで、
ちょっと小雨になった(様な)タイミングで
雨の中を家路に着きました。

ずぶぬれはもはや覚悟の上です。


さすがに11時台になると大通りでも
車通りが少なめになってくるようで、
路肩をゆっくり目に走ります。


ちょっと小雨になったからとはいえ、
路面には大きな水溜りがちらほら。
スリックタイヤのアンドレにも、
メイソンにもよろしくありません。
ていうか、あんまり突っ込むと彼女ら錆びます。


来る時は多摩川サイクリングロードで来ましたが、
あのルートにはまったく街灯が無いので、
夜の雨の中は危険。

一国と環八で帰りましたぜよ。

見通しがいい上、
そこそこ明るいので、
気をつけながらも速度を上げます。

走ってる間にまた雨が盛り返してきたようで、

雨脚が速まってきます。




でも、アンドレとメイソンには致命的な欠点があるのです。

それは、
雨天走行をまったく念頭においていなかったがため、
『対雨装備がないに等しい』
ということ。


一応、メイソンのダウンチューブ(フレームの下のパイプ)には、
傷から守るがために泥除けが付いてますが、
後輪には未装備。
アンドレに到っては完全に雨天装備なし。
一応防水のテールランプと
ヘッドライトがついてるくらい。

 

なぜか?
溺愛する彼女らに余計なもんを着せたくないからですよ。


すべてはですよ。
はは。


はぁ。。。

 




そして、走る事数分。


水しぶき + 広いところ + 自転車 + 速度

 

ハイテンション。



思い出せっ!
泥遊びが楽しかったあの頃をっ。
思い出せっ!
ウォータースライダーが大好きだったあの頃をっ。
そして、今の自分を見ろっ!


そのまんまではないか。


 



結果、豪雨の中、温泉後のいい運動で
悦楽状態の顔つきで不適な笑みを浮かべながら
水溜りとかをSPDジャンプで避け、
豪快に水溜りに突っ込み、
マンホールを踊るように避ける僕とアンドレ

正直、あんなに雨の中が楽しいなんて思わなかった(爆)

ちなみに父親は安全運転でうしーろの方から来ます。

 



そして、ずぶぬれという点を除けば、
二人とも無事に家に帰り着き、
日付が変わりました。

父親はとりあえずシャワーを浴びる為、先に家へ。
僕はアンドレとメイソンが、ほっとくと錆びるので、
一通りウエスではたいて水分をとり、
チェーンとかに注油して帰宅。


【自分にもこんな笑顔ができるんだと思った】



久々に屋外で日付が変わったぜ(笑)。






結論。
楽しいけど、後処理めんどい。









追伸。



【ぬれてないところがボタンの周辺しかねぇ】