雪山からの帰還 | iven works

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ないなら作ればいいじゃない。

みなさん、はうあー。

■ガッコの研修旅行”スキー教室”から帰ってきました。
3泊4日でスキーかスノーボードを3日間、
インストラクターさんがついて教えていただけるという行事であります。

実は私、著しく白っぽい顔をしておりますが、
この研修旅行に行く前まで”雪山”というものに行った事がなかったのです。
当然、スキー、スノボも初体験。





~初日~

バスに揺られて数時間、関東のある山のいっぱいあるところに到着。
東京は曇りだったけどこっちは晴れ、しかも雪だらけ。
寮に荷物を置いて着替えてからゲレンデに到着。

山がすべて雪に覆われたのを、
見事なまでの粉雪を、
しぶきを上げて滑り降りてくる人々を、
羨望の目線で見る。


top34、15才。
むちゃくちゃはしゃぐ(爆)


初めてスノボに触る。
スケボーに乗って遊んでたことがあるので多分平気だろうと高をくくる。
ゲレンデの入り口近くの斜面を登っては片足だけはめて降りる練習を繰り返す。
盛大に雪しぶきを上げてすっころびまくる。

両足をボードにはめて滑ってみる。
片足より簡単に曲がったりとまったりする。
調子に乗ってたまたま同じ初級クラスで練習してた担任(通称としー)をいじる。

「センセー、まっすぐ降りてきてるだけじゃない」

あまりにも楽しかったため、
練習中に鼻血が出る。

寮に戻って風呂入って飯食って、初日終了。


~2日目~

朝は雪が降る。曇り。
朝の集会で担任のセンセー(としー)が挨拶として、

『昨日、我が409のN君に
「センセー、まっすぐ降りてきてるだけじゃない」
と言われ、おじさんの心は傷つきました。
同時に闘争心が沸いてきました』

まさに俺のことを参加生徒全員の前で言われる。

たまたまアンプ操作で前に出てたワタクシ。
舌を出して応戦(爆)



着替えてゲレンデへ。
生まれて初めてスキー場のリフトに乗る。
馬鹿と煙は高いところが好きなので、

top34、15才。
昨日にましておおはしゃぎ(爆)

初、中級者向けのゆるい斜面でターンの練習をする。
盛大に転びながらも、
餌を見つけた犬のような目と悦り顔ですべり続ける。

幾度となくこけながらも、
友人一人と一緒にひとつ上のクラスにあげてもらう。
その後、霧が濃くなってきたため、
スキー場の一番高いところまでリフトで登る。
ますますはしゃぐ。


頂上付近のゆるい斜面で
”ショートターン”(細かいターン)の練習をする。
2時間ほどで体得する。

昼食をはさんで、一番大きいリフトへ。
初めて上級者向けの急斜面を降りる。
さすがに普通にすべるのは無理なので、
”サイドスリップ”(横滑り)でゆっくり降りる。

初、中級者向けのゆるい斜面まで降りて行き、
午前中まで自分がいた初級クラスの皆さんを(特にとしーの横を)
嫌みったらしくすりぬけて行く。超気持ちいい(爆)
初、中級者向けの斜面ではほとんどこけなくなる。

フリー走行になると霧がますます濃くなって、
ゆるい斜面で5m先からまったく見えない、”ホワイトアウト”を体験。
びびりつつも降りてきてゲレンデ撤収。

その後寮で寸劇発表なるものに参加する。
生徒が班ごとに、台本作りから自前で15分弱の劇をやるというもの。
ちょっと言いたいことが多いので後述。



~3日目~

快晴。

2日目と同じく朝からゲレンデへ。
朝から一番上まで上り、ショートターンや今までの復習を少しやってから、
ジャンプ台とかハンドレールの見学に行く。
ジャンプ台にちょこっと挑戦するも、見事に撃沈する。

その後は急斜面の滑降練習。
サイドスリップではなくショートターンを繰り返して降りる。
減速しているつもりなのにすごい速度が出ちゃってびびる。
かっこつけてクラスメイトのいるスキーのクラスの直前で止まるも、
とまってから制御しきれずまた滑り出し
『あうあー』とか情けない声を出しつつ、
かっこ悪くその列に突入したりする。

あまりに恥ずかしいので、
『あっちのリフトに行きたかったんだ』
捨てゼリフをはいて逃げるようにすべり降りる

フリー滑走でスノボをやっていた別の生徒にうまいとほめられる。
雪山3日目を告げるとびっくりしてた。
天狗になって降りて、見事にすっころび、前転をかます(爆)
真っ白になりながら帰還。

かえってまた寸劇発表。
この3日目に我が409、2班も発表をする。


~4日目~

大掃除の後、東京に帰ってくる。








結果として、小海リエックスでは、
ジャンプ台などの特殊な斜面を除けば、
一人でまともに下りてこられるようになりました。
いやぁ新しいことを征服するって楽しいなぁ(笑)



それから寸劇についてですが、
僕の班は、
『みんなで意見を出し合って台本を決めよう』
という事になっていたのにもかかわらず、
ほかの班員がすっかり忘れたり
何かにつけてやってこなかったため、
僕の台本がほとんどそのまま採用されたのです。

ガッコから出された条件としては、
社会問題や環境問題に関するものであること。
で、われわれは株式投資の問題点についてやることにしたのです。

その名も『虫歯建設㈱』

そう、NHK教育のあれに絡ませたのです。

昨年1月ごろにおきたライブドアショックに着想を得た物語。
簡単に流れを説明すると、、、

株式会社虫歯研究所と、ある歯医者が共謀して、
歯磨き粉に虫歯っぽい病気になる薬品を混ぜ込み、
治療薬と処方箋分で莫大な利益を得る。
虫研に投資した投資家A・B・Cの3人は、
Aは頭がよくうまく儲け、Cは典型的な馬鹿でお調子者のため大損して泣き寝入り。
Bはあまり物事を深く考えないもののAと知り合いなので株式投資に成功。

っていう、感じ。
特に主人公とかいないんですが、
僕の見た中では他班がほぼすべてハッピーエンドの中、
主役級の投資家Cのバッドエンドで終わるという、
かなり異色な存在だったようです。

ただし、役回りを配分するときに、
典型的馬鹿の上にバッドエンドで終わる投資家Cの配役や、
重要ポストにいた班員が風邪こじらせて全面参加は無理になるなどして、
かなり激しい仲間割れが起きたため、投資家Bは脚本から消え、
かわりにチョイ役の『テレビリポーター』が登場したり、
結構大幅に脚本を変更しました。
(結局投資家Cは僕がやることで解決)


一応、この寸劇発表はセンセーの独断と偏見により、
日ごとに順位みたいなのが決められるのですが、
私たちは特別賞をいただくことができました。

それから僕個人は
『ぶるーりぼん主演男優賞ノミネート』
なる名誉をいただきました(爆)

僕が書いた時点ではほとんど笑えないであろう脚本に、
笑いのセンスのあるみんなで肉付けしてなんとかし、
結果的に脚本もほめていただけました。


普段の顔芸と、突然やって遊んでたキレ芸、泣き芸をフルに活用して、
お調子者な投資家Cになりきって、笑いを取ることに成功。
自分で作ったキャラだったのでやりやすかった。






ほかの班の作品はといえば、
環境問題や憲法9条改正問題を取り扱ったものから、
完全にお笑いに振ったものまで多種多様。

ちなみに僕らの班がやった3日目の夜は、
完全にお笑いに振った同じクラスの班がグランプリを受賞しました。

あと、なぜかやたら『桃太郎』が多い。。。
言わせてもらえば、何で悪いのかの説明がされず、
『とにかく悪いやつ』として描かれる鬼を、
なぜか正義のヒーローを志した桃太郎が退治する物語には、
ちょっと物足りなさを感じてしまいました。
なんで鬼は悪いのか、なぜ桃太郎は鬼退治がしたくなったのか、
その辺の設定がもう少し深ければなぁと思っちゃった。。。

自分の脚本をできる限り疑問や矛盾点を排除して作ったから、
なおさら。。。


全体的に見れば、とても楽しかったです。
スノボーまたやりたいなぁ。。。