花咲かジジィ!タンクの錆を取った話①「タンク外すまで SV400のプラグ外し方」 | iven works

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ないなら作ればいいじゃない。

枯れ木に花はさくのでしょうか

 

ちんわ。ねびです。

SV400のタンクの錆が取れたっぽいので記事にします。

 

まずタンクをもぎます。

 

中のガソリンは携行缶に保管。

この型のSV400/650は16L入るらしいので、仮にほぼ満タンでも20Lのやつがあれば大丈夫だよ。

あらかじめタンクの錆画像を撮ってないのでBeforeがお伝え出来ないのですが

ガソリンを抜くべく突っ込んだ醤油ちゅるちゅる(通称:灯油ポンプ)のホースが茶色くなるくらいでした。やべー。

 

やったことが無いのでサービスマニュアルを見ながらオッカナビックリ。

この前、シートレール周辺は一通り構造が分かったのですけど、タンクはずすのは初めて。

 

幸いなことに工具はだいたい手持ちですんでます。

自転車工具があるので六角レンチはOK。

あとはプラグレンチをはじめソケットレンチとラチェットハンドルを買い足しました。

 

 

あ、唯一紹介するならこれ。

 

SV400はVツインエンジン、ヘッドが奥まったところにあります。特に前バンクはラジエータの裏にプラグホールがあり、マニュアルにも「ラジエータの取り付けネジを外してずらして手を突っ込め」みたいな事が書いてあって初心者殺しです。まぁ初心者はプラグ外さないか。

 

プラグを抜きたいとき、車載工具のレンチなら抜けるらしいんですけど、私が買った個体には車載工具が付属しておりませんでした。(後で中古を買いましたが結局使ってません)

 

買ってきたプラグレンチで外すわけですが、ラジエータやタンクが邪魔で市販の首振りハンドル?はそのまま入らない。(画像中央)

DSC00579.jpg

仕方がないので考えました。先にプラグホールへソケットレンチを放り込み、その上からエクステンションを押し込んで接続、最後にラチェットハンドルを接続してます。

 

これでどうにか緩められるし、トルクレンチもかけられる。緩めたらハンドルとエクステンションを外し、最後に先ほど紹介したピックアップツールでソケットとプラグをホールから抜く。いやぁ面倒くせぇ。

 

黒い、ですかねぇ…。

 

画質が微妙ですが、新品と並べました。ついでなので交換。

話がそれました。

 

 

チョークワイヤ効いとらんやんけ...

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分解中にいろいろ発見します。

 

上はチョークケーブルがバラバラになってるのを発見したところ。

 

たくさんのタイラップで固定されていた跡があり、めちゃめちゃ怪しい。

どのみち、ハンドル出たあとのアウターに錆びが出てて交換しようと思っていたので仕入れてあります。

 

 

純正じゃないけどアマゾンで3000円くらい。若干長さが異なりますが使えました。前後のエンジンにつながるキャブレターと、クラッチレバーの根元当たりのスイッチボックスにつながっているわけですが、これは自転車のシフトワイヤー、特にグリップシフトと構造がそっくり。スラムのグリップシフトなんかのほうが分解するのに作法があるのでヤヤコシイ印象。

 

 

外したワイヤーの先端についてた真鍮の部品とスプリングだけ、こちらに付け替えます。どちらかといえばキャブレターの一部がワイヤーにくっついてる感じみたい。

 

 

前後2つのキャブレターの間と下をくねって接続されるのですが、いったんキャブレターをエンジンから外してやったほうが簡単です。固定してるバンドをネジ2本で緩めるだけ。

 

あとこれ。エアクリボックスから出てるなんかの配管が抜けてた。こいつは差すだけでした。

 

素人点検が完了したのでタンクのホースを外し、いよいよタンク本体を外します。

 

 

ところが今度はホースが固着してて抜けません。

すっげー量の錆を受け止めてるフィルタ、フューエルポンプのが特に頑固。

 

燃料配管じゃなきゃドライヤーであっためて柔らかくするんですけど、中身がガソリンなのでやめ。素直にホースも新品にすることにし、カッターで裂いて外しましたよ。

 

 

近所のおばちゃんに励まされながらの必死の修復活動

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で、いろいろネジ外してタンクをもぎました。

置き場所はとりあえず段ボール箱。


ガソリン入ってるので屋外で作業していますが、段ボールって都会のゴキブリにとって格好の産卵場所らしいので屋内に入れるときは気をつけようね。

 

 

外したガソリンタンクが予想以上にデカくて難儀している...。外すとでっかいんだな。

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ガソリン抜いたつもりでしたが玄関に入れたらすげぇ臭いがした。ヒー。

 

 

臭いのでベランダに避難です。

 

フューエルコックや燃料センサを外します。

タンクが傷にならないように段ボールをしいています。段ボールはゴキブリの(略

 

 

前から気になってたのですけれど、フューエルコックのマウント部分にガムっぽい何かがいっぱい盛ってありました。剥がしてみるとシールのOリングがない。

 

 

海底に眠ってたような汚れ具合。付着物は柔らかかったので、つまようじで剥がしました。

メッシュ状のフィルタがついているのが本来の姿のようなのですけど、影もありません。

 

シリコンコーキング?液体ガスケット?

なんだか分かりませんが純正でないことだけは確かだ…。

 

 

このあとタンク側に付着していたのも剥がしましたが、錆び穴はないみたいです。よかったー!

 

謎のシーリング材は当然剥がし、Oリングは注文しました。

パーツリストを見ると品番44351-33E00で、同時期のハヤブサをはじめ、スズキの中・大型バイクと共通のようです。

 

長くなったので続きはまた