長距離移動訓練 | iven works

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ないなら作ればいいじゃない。

■じーく、ぶよぉん。

春休みにしてること。2 で書いてた、卒業記念の自転車旅行にいってきました。

記事書いたあとすぐに、「やらねば、やらねば」という幻聴が聞こえ始めたため
その直後あたりから根回し開始。

参加者募って、希望を聞いて、日にち決めて、目的地決めて。
企画開始から実行まで1日ちょっとというスピードで立案できました。
決まったところで参加者にメールで計画を確認。
タイヤの空気入れとけよとか、昼飯は自腹切れよとか、忘れそうなことも一応送信。

今回はためしに、意見のまとめにエクセル使ってみたんだけど、これはいいですね。
非常にわかりやすくまとまるので便利です。

・参加者
イートゥーン・ヒロポン総帥
アンドレイ・レム・ダイクン中将
ラムカナ・コゥトヮ中将
ターケ・イ・シーラ大尉
ブ・トウ・タユウ軍曹(初登場)
モリキュン・キモリ兵長
オキハギ・トオナ一等兵(初登場)

計7名





肝心の旅行自体はというと、
多摩川を丸子橋から2時間くらいでできるだけのぼり、
いけたところで飯食って遊んで帰ってくる
という、非常に大雑把な計画(爆)
ああ、エクセルは便利だったさ。ふっふ。

アンドレ嬢には、前日にこの日のため(というか普段のため)に買ったスピードメーターを装着
前からほしかったんだよね。
なんだかハンドル周りがかっこよくなったけれども、
新しいくてかっこいいメーターのおかげでハンドル周りのサビが目立ってしまうという、不覚。

それから、もらったときは付いていたけれど、
「軽いほうがいいんじゃね」との考えによりはずしていた反射板(数十グラム)と、
前の自転車についてたバッテリーライトを装着。
帰る頃には日がくれるかもしれない今回のサイクリングでは、夜間の安全性も重視します。


集合時間は朝10時、丸子橋の警察署の前に集合。
僕自身もかなり早めに行ったつもりだったのですが、
その時点でキモリ兵長とブ・トウ・タユウ軍曹が来てました。

なぜかキモリ兵長はすごい大荷物。
「何でそんなに大荷物なん?」って聞いたら、
サバゲだと思ってVSR-10を持って来たらしい。
さては今日もこっそりかくれんぼして出てこないつもりだなっ。
大きな鞄で持ってきたのは1mと少しはありそうなVSR-10をしっかりしまうには、
大きな鞄に入れるしかないからなのです。

キモリ兵長によれば僕のメールの文章はサバゲをやるようにしか読めなかったとのこと。
「じゃあ、この後に来るアンドレイ中将が迷彩着てたら、エアガンとりに戻ってやるよ(陸戦演習参照)
と、そんなことを送信した覚えはない私は賭けに出ました。

数分してやってきたアンドレイ中将はもちろん珍しく普段着(非全身迷彩)。
モリキュン・キモリ兵長、泣きそうだった。ふっはっは。







行きは「準備運動もかねてはじめはのんびりいこう」と思っていたので、
ゆっくり集団を引っ張りましたが、タユウ軍曹が前日に送っていた
タイヤに空気入れとけよという忠告を完全無視
して、
タイヤふかふかの状態で走行していたために速度があがらず。

私自身は、はじめは15キロくらいで後半は20キロくらいで巡航を目標にしてたのに、
後半になっても15キロちょっとからペースが上がらないという状態に。。。

飯時になってきてようやく「後ろのタイヤの空気がない」とほざき言いだしたタユウ軍曹に
心理的プレッシャーを与えつつ
タイヤを調べると、バルブが緩んで空気が抜けていた様子。
すごい初歩的なミスではないか、タユウ軍曹よ。

仕方なしにバルブは閉め込んでやったものの、
誰も空気入れを持ち合わせていなかったため、タイヤふかふかのまま。
やっぱりペースが上がりません。。。


空気入れを求めサイクリングロードを外れ、
市街地をふらふらしてた途中でコンビニを発見、食料購入。
なんと「先に飯食っちまおうぜ」との意見により、
適当に立ち寄った公園に隣接してた保育園で空気入れが借りられるという幸運に恵まれ、
タユウ軍曹のタイヤが復活。
すばらしいことに、ほとんどリムで走ってるような状態だったのに
パンクしていませんでした。
イオンの1万円ちゃりはすごいぞ。

そのあと少し行った土手で遊びまわることにして片道終了。



ずーっとエンジンの排気音が聞こえるからなんだろうと思ったら、
近所に多摩川競艇場なるものがあったらしい。
ずいぶん遠くまで来たもんだ。

ちょうど僕たちが行き着いたところの公園に
子供向けの浅い川(となりに多摩川があるのに)があり、
暇になったタユウ軍曹たちは、
自分の飲んだペットボトルをその川に流して競争する懐かしい遊びに熱中。
著しく童心に帰って遊びふけっていました。

調子に乗って最後まで流しきると、
川のながれこむ結構広い池のど真ん中でペットボトル船、座礁。

水深20センチ、冷たい池の中をズボンまくしあげ、
その船のオーナーであるタユウ軍曹とキモリ兵長が
「死ぬーっ、つめてーっ」と叫びながら(自業自得もいいところ)ペットボトル回収。
あとでちゃんとリサイクルに出してました。
実はいい奴らなのです。

そんなペットボトル流しに参加しなかった
ヒロポン総帥、私とオギハギ・トオナ一等兵の三人は
それぞれ違った種類の自転車に乗っていたので乗り比べ。

ヒロポン総帥は8万円のMTB(フルサス、ディスクブレーキの超目立つ仕様、少し重め、24段変速)。
私はアンドレ嬢(リジットバイク、Vブレーキ、軽量、21段変速、スリックタイヤ)。
トウナ一等兵はPAS(初代、電動アシストママチャリ、激重、変速なし)。

トウナ一等兵の電動PASの加速感があまりにすごいので、
土手にたまたまあったフラットダートの歩道で加速を比べることに。

ストップウォッチでタイムを計ったら、トウナ一等兵のPASと私のアンドレ嬢は、
ほとんど加速性能において代わりがないことが発覚(爆)

ヒロポン総帥のMTBはフルサスだからか、あまりにシフトがしっかり決まるからか、
変速のタイミングがなかなかわからず出遅れ、タイム的にも他より遅くなりました。
ただし、ヒロポン総帥によれば、スピードメーター値の最高速度は49キロとのこと。
最高速度はおそろしくはえぇ。。。

電動PASは加速はいいものの、変速がない分最高速が伸びず、
しかも電池が切れると自重で恐ろしく重くなるという自転車。
買い物用に開発されただけあって、最高速は出ません。







そうそう、書き忘れてましたが行きの道筋に小学三年生の子供が転落したビル がありました。

その少し手前で、そんなことはまったく知らなかった我々が
きれいに満開の桜をバックに写真を撮っていると、
妙に顔の悦ったおっさんがやってきて、突然、
「おぅ、この先のマンションが子供が落ちたところなんだ。ぜひ見てきなさい。」
とか興奮とうれしさの混ざった声で話しかけてきて、びっくり(笑)

今朝の新聞でそれを知っていた私が適当に応対して出発。
ものすごい数の報道陣(主にテレビ局)がきてました。







帰りはもはや競輪状態。
公園で好き勝手にはっちゃけて、
マカダミアナッツっぽいものが頭に降りてきてはじけた状態の我々は、
一時的に疲れを感じない状態に覚醒したのです。
随所で抜きつ抜かれつの激戦を展開し、抜くとなれば口々に(主にタユウ軍曹が)
「かんかんかんかん」といかにも競輪っぽい効果音を叫び
もはやただのアフォ集団になって家路に着いたのであります。


スピードメーター装着初日だったので結構気にしながら走っていたのですが、
ヒロポン総帥との加速戦で瞬間最高時速43キロを記録。
速度制限を守る原付を抜ける速度まで到達したわけであります。
もっとがんばれば45キロくらいまでならいけそうです。
ルックMTBの改造車としては結構行った部類なのではないでしょうか。

そして驚いたのがアンドレイ中将の新型アルベルト(この前の陸戦演習 の輸送車)。
フラットダートの土手を走っていたとき、
いままで結構静かだったアンドレイ中将がかなり後ろの方から急加速。
どうやら彼もマカダミアナッツみたいなのがはじけたようです。

とりあえず、競輪状態の我々も並走しつつ急加速。
アンドレイ中将の加速度に追いつくも、彼はなおも加速をかけ振り切りにでます。
いつの間にか他が脱落して(覚醒終了)私と中将の一騎打ちに。
バーエンドつけておいてよかったと思いつつもぎりぎりまで前傾姿勢になり必死で加速。
メーターを見ると瞬間速度36キロッ!

ちらりと横を見たらアンドレイ中将、まさかのママチャリ乗車体勢(爆)

以下に比較図。

【まさか、こんな乗り方してるとは思いませんでした】

横をみれば、中将の荒い鼻息と立った背中。
かたや自分は超前傾姿勢、口呼吸。
いやぁ。負けたと思いましたね。

このアルベルトにも乗せてもらいましたが、
通学仕様だけあってすごい乗りやすい。

スポーツ車ならフロントのシフターがあるところに
まるでグリップシフトのようにひねるとなるベルを装備。
一回でも鳴らせば、わびしい気分にになるか、
下腹部に激しい衝撃を受けた男性がいたかのどちらか
という音色が響きます。
表すなら「ちーん」というよく通る音がします。


とりあえずそこからそろって減速。
集団にのみこまれ、そこから全員覚醒終了。
のんびりと、ただ来るときよりよりも5キロ程速く巡航。
タユウ軍曹も時には先頭を走るなど、行きでは見せなかった(られなかった)健闘ぶり。
最初からそうしてほしかった。。






朝集まった警察署前に帰ってきたら5時前。そこから個々に解散しました。
非常に大雑把な計画だったものの、楽しめたのでよかったです。

そのあと私は総帥閣下のお宅へ。
アンドレ嬢とMTBを一緒に洗車してました。
自分ではよくわからず、一応からぶきしてみたものの気休め程度。

アンドレ嬢のあしまわり(笑)が汚かったからどうしたらいいか聞いたら、
自動車の洗車の感じで洗剤つけたブラシでこすりまくれとのこと。

がんばってやってたら本当にきれいになってびっくり。
フレームのほうはこれまた自動車用の洗剤であるベガでみがいてぴかぴかに。
ああ幸せ。

それから、帰宅しました。
ああ楽しかった。


確認したら、一等兵の上には上等兵というのがあり、その上が兵長だったため、モリキュン・キモリは軍曹ではありません